熊本県

今後30年以内に
震度5強以上の揺れに
見舞われる確率

熊本県の地震リスク

43.7%

熊本県に被害を及ぼした主な地震

発生年月日 地震名 マグニチュード
(M)
主な被害
1975年1月23日
(昭和50)
阿蘇山北縁 6.1 一の宮町三野地区に被害集中。負傷者10人、住家全壊16棟。
2016年4月14日〜
(平成28)
平成28年熊本地震 6.5(4月14日)
7.3(4月16日)
死者270人、負傷者2,737人、住家全壊8,657棟、住家半壊34,491棟(平成31年4月12日、消防庁調べ)。
2019年1月3日
(平成31)
熊本県熊本地方 5.1 負傷者4人(平成31年1月11日、消防庁調べ)。

熊本県及び周辺の
主要活断層と海溝で起こる地震

地震 マグニチュード
(M)
地震発生率
(30年以内)
海溝型地震
日向灘及び
南西諸島海溝
周辺
日向灘(ひとまわり小さい地震) 7.0~7.5程度 80%程度
与那国島周辺(ひとまわり小さい地震) 7.0~7.5程度 90%程度以上
南海トラフ 南海トラフで発生する地震 8~9クラス 70%~80%

日本で起こる
地震のタイプ

地球の表面は、海や陸など十数枚に分かれた厚さ数10〜200kmのプレート(岩盤)で覆われています。海の下では新しいプレートが生まれ、年間数cmの速さで広がって陸のプレートに押し寄せます。海のプレートは陸のプレートより重いため、その下に入り込みます。この圧力によってプレートにひずみがたまり、それが限界に達すると、亀裂が入ったり大きく動いたりします。これが「プレート境界で発生する地震」(図1)です。地震が起こるとひずみはいったん解放されますが、プレートの動きは一定なので、定期的にひずみがたまって地震は繰り返されます。

プレート境界で発生する地震
図1:プレート境界で発生する地震

また、プレートの内部に力が加わって発生する地震が、プレート内の地震です。プレート内の地震には、「沈み込むプレート内の地震」(図2)と、「陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)」(図3)があります。陸域の浅い地震は、プレート境界で発生する地震に比べると規模が小さい地震が多いですが、人間の居住地域に近いところで発生するため、大きな被害を伴うことがあります。

沈み込むプレート内の地震
図2:沈み込むプレート内の地震
陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)
図3:陸のプレートの浅いところで
発生する地震(陸域の浅い地震)