三重県

今後30年以内に
震度5強以上の揺れに
見舞われる確率

三重県の地震リスク

78.9%

三重県に被害を及ぼした主な地震

発生年月日 地震名 マグニチュード
(M)
主な被害
1960年5月23日
(昭和35)
チリ地震津波 9.5 注) 津波により被害。住家全壊2棟、同流失1棟。
2004年9月5日
(平成16)
紀伊半島南東沖 7.4 負傷者8人。
2018年6月18日
(平成30)
大阪府北部 6.1 負傷者2人(平成31年2月12日、消防庁調べ)。

注)「チリ地震津波」のマグニチュードはKanamori(1977)によるモーメントマグニチュード(Mw)で、他の地震のマグニチュードと異なります。

三重県及び周辺の
主要活断層と海溝で起こる地震

地震 マグニチュード
(M)
地震発生率
(30年以内)
海溝型地震
南海トラフ 南海トラフで発生する地震 8~9クラス 70%~80%
内陸の活断層で発生する地震
阿寺断層帯 主部 (北部) 6.9程度 6%~11%
京都盆地−奈良盆地断層帯南部(奈良盆地東縁断層帯) 7.4程度 ほぼ0%~5%

日本で起こる
地震のタイプ

地球の表面は、海や陸など十数枚に分かれた厚さ数10〜200kmのプレート(岩盤)で覆われています。海の下では新しいプレートが生まれ、年間数cmの速さで広がって陸のプレートに押し寄せます。海のプレートは陸のプレートより重いため、その下に入り込みます。この圧力によってプレートにひずみがたまり、それが限界に達すると、亀裂が入ったり大きく動いたりします。これが「プレート境界で発生する地震」(図1)です。地震が起こるとひずみはいったん解放されますが、プレートの動きは一定なので、定期的にひずみがたまって地震は繰り返されます。

プレート境界で発生する地震
図1:プレート境界で発生する地震

また、プレートの内部に力が加わって発生する地震が、プレート内の地震です。プレート内の地震には、「沈み込むプレート内の地震」(図2)と、「陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)」(図3)があります。陸域の浅い地震は、プレート境界で発生する地震に比べると規模が小さい地震が多いですが、人間の居住地域に近いところで発生するため、大きな被害を伴うことがあります。

沈み込むプレート内の地震
図2:沈み込むプレート内の地震
陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)
図3:陸のプレートの浅いところで
発生する地震(陸域の浅い地震)