長野県

今後30年以内に
震度5強以上の揺れに
見舞われる確率

長野県の地震リスク

30.4%

長野県に被害を及ぼした主な地震

発生年月日 地震名 マグニチュード
(M)
主な被害
2011年3月12日
(平成23)
長野県北部 6.7 死者3人、負傷者12人、住家全壊34棟、住家半壊169棟(平成24年10月1日、長野県危機管理部調べ)。
2011年6月30日
(平成23)
長野県中部 5.4 死者1人、負傷者17人、住家半壊24棟(平成24年3月1日、長野県危機管理部調べ)。
2014年11月22日
(平成26)
長野県北部 6.7 負傷者46人、住家全壊77棟、住家半壊136棟(平成27年1月5日、消防庁調べ)。

長野県及び周辺の
主要活断層と海溝で起こる地震

地震 マグニチュード
(M)
地震発生率
(30年以内)
海溝型地震
相模トラフ プレートの沈み込みに伴うM7程度の地震 7程度
(6.7~7.3)
70%程度
南海トラフ 南海トラフで発生する地震 8~9クラス 70%~80%
内陸の活断層で発生する地震
糸魚川−静岡構造線断層帯 中北部(明科−諏訪湖南方)区間 7.6程度 14%~30%

日本で起こる
地震のタイプ

地球の表面は、海や陸など十数枚に分かれた厚さ数10〜200kmのプレート(岩盤)で覆われています。海の下では新しいプレートが生まれ、年間数cmの速さで広がって陸のプレートに押し寄せます。海のプレートは陸のプレートより重いため、その下に入り込みます。この圧力によってプレートにひずみがたまり、それが限界に達すると、亀裂が入ったり大きく動いたりします。これが「プレート境界で発生する地震」(図1)です。地震が起こるとひずみはいったん解放されますが、プレートの動きは一定なので、定期的にひずみがたまって地震は繰り返されます。

プレート境界で発生する地震
図1:プレート境界で発生する地震

また、プレートの内部に力が加わって発生する地震が、プレート内の地震です。プレート内の地震には、「沈み込むプレート内の地震」(図2)と、「陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)」(図3)があります。陸域の浅い地震は、プレート境界で発生する地震に比べると規模が小さい地震が多いですが、人間の居住地域に近いところで発生するため、大きな被害を伴うことがあります。

沈み込むプレート内の地震
図2:沈み込むプレート内の地震
陸のプレートの浅いところで発生する地震(陸域の浅い地震)
図3:陸のプレートの浅いところで
発生する地震(陸域の浅い地震)